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2007年11月20日 (火)

タレント精神科医「町沢静夫」を批判した本
「精神科医を精神分析する」を読み終わりました。

Img_03991 今月11月11日(日)に、Amazonマーケットプレイスで入手した「精神科医を精神分析する」(佐藤幹夫著、洋泉社)という新書を、今日やっと読み終わりました。
(この本を入手したことを書いた記事はこちらです。)

この本は、國學院大学文学部を卒業したあと、養護学校の教員を21年間勤めた経験のある方が書かれたものです。

この本では、マスコミに頻繁に登場する精神科医を、彼らのコメントや論説を取り上げて批判しています。批判の対象になっている精神科医は、斎藤環、町沢静夫、斎藤学、和田秀樹、福島章、小田晋の6人です。

僕は、「町沢静夫」という、とんでもないタレント精神科医に約10年間もかかって、この期間を丸々台無しにされてしまいました。この「町沢静夫」について、この本では、「第二章 『タレント精神科医』の完成―町沢静夫の巻」と題して、批判が展開されています。

この章では、町沢が、トーク形式をとったバラエティ番組にコメンテーターとして出演し、自分が日本で一番多重人格者の治療をしている医者だと言っていたこと、その番組内で、多重人格者だという女性が発作を起こしたのにもかかわらず、町沢がその女性に話しかけ続けて、テレビがその様子を映し続けていたことが書かれています。町沢は、発作の起きた女性をテレビ画面に晒し者にすることに手を貸してさえいて、醜悪な光景であり、「もうここにあるのは精神科医の姿ではなかった」、「ここに見られるのは、町沢氏の自己顕示欲や名声欲、権勢欲以外の何ものでもない、とわたしは断じたい」と述べられています。

この本に書かれている番組とは違いますが、確かに町沢は、2002年か2003年頃にテレビに出て、多重人格障害だという女性にいろいろ質問してみせて、解説していました。患者さんの顔はぼかされて、声も変えられていましたが、これでは、精神病の患者をサーカスで見世物にしているようなものです。2004年か2005年頃には、町沢は、僕の診察の時に周りにいる他の看護師さんなどの職員に聞こえるような大きな声で、「俺は多重人格の患者をもう90人以上見てるんだよな~。でも、これくらいじゃ論文も書けないしな~。どうしたもんかな~。」などと言っていました。僕は多重人格とは無関係なのに、こんな雑談をして威張っていたわけです。

また、この本では、町沢が書いた「自尊心という病」という本から引用して、「粗雑で通俗的な『精神分析』である」と書かれています。町沢が犯罪を語る時の話法では、「考えられます」「ようです」「ようです」と伝聞をつなぎ、類推から「診断名」を導くというような、「『専門家の治療』の名を借りたレッテル貼りと見込み診断」が行われているというのです。

さらに、町沢は「情報の洪水によって欲望が肥大すること、そしてその象徴のごとく君臨しているのがテレビだときわめてまともな指摘をし、分裂病の人たちにも大きな影響を与えているとさえ書いておきながら、一方では当のテレビで『なんとか人格障害』だと撒き散らす。」という、極めて矛盾したことをやっていると書かれています。

僕が町沢にかかっていた時も、前にはああ言われたのに今度はこう言われるというような矛盾したことが何度もありました。町沢は、1回の診察で、カルテに一言ないし一行しか書かないので、診察の時に言うことが全く一貫せず、患者さんは町沢の気まぐれな発言に振り回されるはめになっていました。

これで、僕が買って読んだ、タレント精神科医「町沢静夫」を名指しで批判した本は3冊になりました。

「精神科医はいらない」(下田治美著、角川文庫)

「少年犯罪の深層心理」(矢幡洋著、青弓社)

「精神科医を精神分析する」(佐藤幹夫著、洋泉社)

町沢が病院を辞めて、主治医が変わってくれて本当に良かったです。今の主治医は、とてもいい先生ですから。僕は、もともとはうつ病になって仕事を辞めて、町沢にかかり始めたわけなんですが、今は睡眠薬を飲むだけで、日中は薬は何も飲まずに落ち着いちゃってます。

町沢静夫のような、簡単な治療もできないようなタレント精神科医は、社会から追放されるべきだと思います。ちなみに僕は、町沢静夫を徹底批判したホームページ“精神科医 「町沢静夫」 徹底批判”を作ってあり、上に書いた3冊の本の簡単な内容紹介もしてありますので、ぜひご覧ください。

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