« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月

2009年6月19日 (金)

「Windows 7 RC」をやっと「VAIO Type R master」にインストールできました。

「Windows 7 RC」をインストールした直後のデスクトップ-中央には金魚「ベタ」という魚
117

今年10月22日には「Windows 7」が正式に発売されます。正式発売に先駆けて、今年1月にはすでに、β版が一般向けにリリースされていました。しかし、僕は今年3月に海外旅行に行く準備で忙しく、β版はダウンロードしたまま放置していました。

海外旅行から帰って4月には、先月5月の連休明けにRC版(リリース候補版)が一般向けにリリースされるという情報が出ていたので、β版はインストールせずにRC版を待つことにしました。で、メインで使っているデスクトップPCであるソニーの「VAIO Type R master」(VGC-RM91S1、Vistaプリインストール・モデル)にインストールしてみることにしました。念のためリスクを避けて、アップグレード・インストールではなく新規インストールすることにしました。

このPCは500GBのHDDを6台搭載していて、2台をRAID1でCドライブとし、残る4台をRAID5でDドライブにしていました。SATAポートは空いていないので、パーティションの操作をしない限り、この状態では新規インストールはできません。そこで、RC版が出る直前の5月の連休中に、「HD革命BackUp Ver.9」を使って、Dドライブを丸ごと外付けUSB接続のHDDにバックアップしました。それから、RAID5を4台から3台に減らして組み直してDドライブとし、バックアップからリストアしました。これで、何も入っていないHDDが1台準備できました。

5月の連休明けに「Windows 7 RC」(32bit版)が一般向けにリリースされたらすぐダウンロードして、インストール用DVD-ROMを作りました。で、「VAIO Type R master」に内蔵されている光学ドライブにインストールDVD-ROMをセットして起動し、空いているHDD1台に新規インストールをやろうとしました。しかし、途中でファイルを展開しているところで、インストールDVD-ROMを違うドライブにセットするように言われてしまいました。このPCには、BD-REドライブとDVDスーパーマルチ・ドライブの2つの光学ドライブが内蔵されているのですが、どちらでやっても同じでした。光学ドライブのドライブレターを変えたりして、何度やっても同じようにインストールに失敗してしまいました。

「VAIO Type R master」は、マザーボードや電源・HDDが入っている本体と、光学ドライブやPC・SD・CFカードなどのスロットが入っているアクセス・ユニットが分かれている「セパレート構造」になっています。5月終わりになってふっと、アクセス・ユニットを切り離して起動し、外付けUSB接続のDVDドライブからインストールすることを思いつきました。

ただ、今月6月初めには、PC本体を修理に出す羽目になっていて試すことができませんでした。今日になってようやく、5月終わりに思いついた方法を試すことができました。

まず、BIOSセットアップの画面で、「アクセス・ユニット・チェック」の項目を「Disable」にしました。これが初期設定の「Enable」のままだと、アクセス・ユニット無しでは起動しなくなるからです。外付けUSB接続のDVDドライブを接続したまま、Vistaを起動しました。

あとは、外付けのDVDドライブに「Windows 7 RC」のインストールDVDをセットして、自動再生から「プログラムのインストール/実行」か「setup.exe」を起動するだけでした。2,3個の質問に答えて、インストール方法やインストールするドライブを指定した後は、3回くらい再起動してインストールは完了し、プロダクトキーなどを入力したら「Windows 7 RC」を使えるようになりました。インストールにかかった時間は1時間くらいだったと思います。

このあとシャットダウンして、再びアクセス・ユニットを接続して「Windows 7 RC」を起動してみました。いくつものデバイスが検出されて、ドライバがダウンロードされてインストールされました。

しかし、コンピュータのフォルダの中では、アクセス・ユニットに内蔵されている光学ドライブ2つが見えるものの、それらにディスクを入れると、しばらくの間ファイル・エクスプローラがフリーズしてしまいます。また、アクセス・ユニットに内蔵されていて、Vistaでは認識されるPC・SD・CFカードなどのスロットは表示されていません。

Windows Updateでは、「Silicon Image - Storage - Silicon Image SiI 0680 ATA/133 Controller」という項目が、どうしてもインストールに失敗してしまいます。このコントローラーは、Ultra ATA/133(PCI)バスから2つのATA(IDE/PATA)バスへの橋渡しをする役目を持っていて、アクセス・ユニットの要とも言える部分です(「Silicon Image SiI0680A」のHPはこちら)。これに対応するドライバは、メーカーのHPを見ても2008年2月以降は出ていません。

これが、アクセス・ユニットを認識できない原因なのでしょう。アクセス・ユニットを接続したままだと、インストールそのものができない理由もこれだと思われます。つまり、「VAIO Type R master」に「Windows 7 RC」を新規インストールするには、アクセス・ユニットを切り離して起動した上で、別に外付けのDVDドライブが必要だということです。

でも、アクセス・ユニットを接続したままの状態でも、「Windows 7 RC」はちゃんと動いてくれています。インストールしたソフトウェアは、今のところ「ノートン・インターネットセキュリティ2009 Windows 7対応評価版」(14日間の試用版で英語版のみ)だけです。

デスクトップ画面の見た目は、Vistaとアイコンが違うだけで、スタートメニューなどはほとんど変わりありません。僕はVistaやIE8に慣れているせいか、すぐに「Windows 7 RC」のあちこちを操作できるようになりました。

見た目はVistaとあまり変わらないのですが、クイック起動がタスクバーと一体化していて、使いやすくなっていることに気がつきました。フォルダの表示なども見やすくなっています。

インストールしたソフトウェアが1つしかないせいもあるかもしれませんが、「Windows 7 RC」はVistaに比べて、起動・シャットダウンがとても速いです。IEを起動したり、フォルダを開いたりといった操作も非常に軽快です。

10月22日の「Windows 7」の正式発売が、待ち遠しくなりました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年6月14日 (日)

3日前に修理に出したソニー「VAIO Type R master」が無償で直り、早くも戻ってきました。

今回の修理の明細書
Img0502

6月6日(土)から、僕がメインのデスクトップPCとして使っているソニーの「VAIO Type R master」(VGC-RM91S1)で、「シャットダウンやスリープにしてから30分以上たつと電源がなかなか入らない」という症状が出てしまっていました。Windows Vistaやソフトウェアの異常ではないとわかったので、3日前の6月11日(木)に引き取り修理に出しました(修理に出した時の記事はこちら)。

修理に出した翌日には携帯に連絡があり、検査の結果マザーボードとメモリとCPUファンの交換が必要と分かったとのことでした。そして今日午前中、修理を終えた本体が宅配便で届けられてきました。修理にかかったのは、実質2日間だけという非常にスピーディな処理に驚きました。

明細では上のように、3年間保証が適応されたため完全に無償で修理してくれていました。CPUファンとメモリは電話で言われた通り交換になっていますが、マザーボードは交換ではなく回路の修理で済んだようです。

戻ってきたPC本体を設置し直した後、正常に起動して動作し、修理前の症状が発生しないことを確認できました。CPUファンは本体を開けても見えないので分からなかったのですが、どうも良く回転しなくなっていたようです。そのため、シャットダウンして10分後のまだ温かい時にはすぐファンが回って起動するのに、30分以上たって十分冷えるとファンが一発で回らず、何度も電源スイッチを押さないと回らなくなっていたようです。

また、BIOSセットアップのハードウェア・モニタリングの画面で「Motherboard Temperture B」という項目が前は70度以上になっていたのが、30度台になっていることがわかりました。これが、マザーボードの回路の修理の対象になったものと思われます。

修理に出した時にHDDをリカバリされると、またバックアップからリストアするのに時間がかかって大変なことになるので、修理に出す前に、最初から装着されていた500GBのHDD6台を全部はずして保管しておきました。修理に出す時には、新品の500GBのHDD1台のみを装着して、自分でリカバリを行ってありました。

修理から戻ってからこの1台のHDDを外して、保管してあった元の6台のHDDを付け直しました。これで、RAID1とRAID5の構成だったのが復帰して、すぐに元通りにPCを使用できるようになりました。ちなみに、このPCのRAIDはIntelのチップセットによるもので、RAIDの構成情報がHDDに記録されているため、このようなことが可能になります。

メインで使っているデスクトップPCが無償修理で直り、修理に出してわずか3日後に戻ってきたので嬉しいです。すぐに電話がつながり対応も良かった、「SONY STYLE」専用のVAIOサポート窓口(電話番号は非公開)には感謝です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月11日 (木)

メインのデスクトップPCとして使っていたソニーの「VAIO Type R master」を修理に出しました。

今日修理に出した「SONY VAIO Type R master」(VGC-RM91S1)
(上は光学ドライブなどが入ったアクセス・ユニットで、下がメイン・ユニット)
Img_1429

僕はメインのデスクトップPCとして、ソニーの「VAIO Type R master」(VGC-RM91S1)を使っていました。これは、一昨年2007年1月にWindows Vistaが発売される直前に、ソニーの直販サイトである「SONY STYLE」で注文したVistaプリインストール・モデルで、同年2月下旬に届いたものです。(なお、この「VAIO Type R master」というモデルは昨年2008年に生産完了となり、代わりに一体型のデスクトップである「VAIO Type R」が新しく出ています。)

それから2年4カ月弱の間、動画編集を中心として色々なことで毎日のように使っていました。Vistaなのでスリープ運用で使用していました。ちなみに、VistaはSP2をインストールしてありました。

先週6月5日(金)深夜にスリープにした後、翌日6月6日(土)昼前にキーボードのスペースキーを押しても電源が入らないことに気が付きました。いつもなら、スペースキーを押すだけで、スリープからすぐに復帰して使えるようになります。この時は、電源スイッチを押したら、休止状態から復帰する時のように「Windowsを再開します」というメッセージが出て、Vistaが起動しました。

その日の夜にまたスリープにした後、翌日7日(日)の昼前にスペースキーを押したら、またスリープから復帰しませんでした。スリープ中は電源ボタンがオレンジ色に光っているのですが、見たら消灯していました。僕はてっきり、スリープ中にシャットダウンしてしまったのだろうと思いました。電源ボタンを3回押したら、BIOSのメッセージで

The CPU was previously shutdown due to a thermal event (overheating).
Press F2 to RUN SETUP or press F1 to continue.

[訳:CPUは前に温度の問題(オーバーヒート)でシャットダウンしました。
   SETUPを起動するにはF2を、続行するにはF1を押して下さい。]

と出ました。F1を押したら、また「Windowsを再開します」というメッセージが出てVistaが起動しました。いったんVistaが起動すれば、後は問題なくPCを利用できていました。

この日6月7日(日)に、「SONY STYLE」専用のVAIOサポート窓口に電話をしました(この電話サポートは無料ですが、電話番号は非公開です)。「スリープ中にシャットダウンする」という症状を話したところ、Windowsやインストールしたソフトが疑わしいから、msconfigでスタートアップの項目を初期のものだけにチェックを入れるように指示されて、その項目を言われました。で、その状態で運用してみて問題がなければWindowsかソフトの問題で、BIOSの画面を表示したままにしてシャットダウンするようであれば、ハードウェアの問題だと言われました。

その日は晴れて暑かったので、まずBIOSのハードウェア・モニタリングの画面を出したまま、5時間ほど放置してみました。室温は31度台に上昇し、CPUのコアの温度も36度から47度まで上がりましたが、シャットダウンはせずPCは動き続けていました。

次に、冷房を入れて室温を十分下げてからVistaを起動して、msconfigのスタートアップの設定がサポートの電話で言われた通りになっているのを確認し、スリープにしました。1時間後にスペースキーを押したら、また復帰に失敗し、電源スイッチを押して電源を入れました。2,3時間PCを使ってから、深夜にまたスリープにしました。この後は冷房をガンガン効かせて、一晩中室温を22度台にしたままにしておきました。

翌日6月8日(月)にスリープから復帰させようとスペースキーを押しましたが、また復帰しませんでした。電源スイッチを10回くらい押して、ようやく上記のようなBIOSとWindowsのメッセージが出て起動しました。

このままでは危ないので、とにかくフルバックアップを取ることにしました。いったん起動すればPCは動き続けてくれるので、500GBのHDD6台のフルバックアップを、外付けのUSB接続のHDDに取りました。この作業は約1日半かかり、昨日10日(水)朝にようやく終わりました。

この後いろいろテストしてみたら、スリープして10分後には復帰するけれど30分後には復帰しないことが分かりした。また、スリープ中にシャットダウンしているのではなく、スリープから復帰させるためにスペースキーを押した時に、スリープ中オレンジ色に光っている電源ランプが消灯することも分かりました。つまり、「スリープ中にシャットダウンする」というのは全く僕の勘違いだったわけです。

そこで、シャットダウンさせたらどうなるか試してみました。やはり、スリープさせた時と同様に、シャットダウンして10分後には起動するけれども、30分後には起動しないことが分かりました。

また、電源スイッチを押して起動させる時には、本体から「ピーポーピーポー」という音がします。BIOSのハードウェア・モニタリングの画面では、1.5Vのラインが1.2V台しかありません。

もうこれは、Windowsとかソフトウェアの問題ではなく、明らかにハードウェアの異常です。問題があるとすれば、電源かファンか温度センサーの異常でしょう。

修理に出すと、HDDをリカバリされる恐れがあります。なので、本体に入っていた500GBのHDD6台を全部抜きました(HDDを元に戻せばRAID構成も復元されます)。今までにRAIDを構成しているHDDが3台異常になって交換してリビルドをかけたことがあるので、予備に新品の500GBのHDDを1台持っていました。この新品のHDD1台だけを入れて、リカバリを行いました。

HDD1台だけへのリカバリ直後で、LANケーブルなど周辺機器をいっさいつないでいない状態でも、「シャットダウンまたはスリープ後30分以上経つと電源が1回で入らない」という現象が再現しました。

昨日10日(水)午後に、またサポート窓口に電話をかけて、HDDが自分で交換したもの1台だけの状態で修理に出してもいいという了承を得ました。検査用のHDDをつないでみて、チェックするそうです。

「SONY STYLE」の「3年間保証サービス(ワイド)」に入っていて、まだ3年間経っていないので、基本的に修理代は無料のはずです。ただし、自分でやったHDDの交換が原因だったり、HDDの交換が必要と判断された場合には有償になるということを言われました。

こんなことなら、初めからHDD6台構成などで注文せずに、最低容量のHDD1台だけで注文して購入しておけば良かったと思いました。この場合、購入時のHDDは抜いて保管しておき、必要なHDDはすべて自分で買って装着しておくわけです。WindowsやソフトやHDD以外のハードウェアのトラブルが起こった場合には、自分で装着したHDDを全部抜いて、購入時のHDD1台だけを入れてチェックして、それでも問題が出るようなら、購入時のHDD1台の状態のままで修理に出せるわけですから。

今日午前中に宅配便の業者の人が専用の箱を持ってきて、PC本体を引き取りに来てくれました。ソニーの引き取り修理では、梱包も業者の人がやってくれるのがいいです。

今年10月22日には「Windows 7」が登場するので、その時かまたは、この「VAIO Type R master」の3年間保証が切れる来年初めには、「Windows 7」がプリインストールされたデスクトップPCを購入するか、あるいは自作するつもりでいます。なので、この「VAIO Type R master」にもう一頑張りして欲しいので、修理に出して何とか無償で直ってくれることを期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月10日 (水)

ニュージーランドのハーツ・レンタカーに車の修理代約73万円を払うはめになりました。

【ハーツからのメールに添付されていたレンタカーの修理代の請求書】
1161

僕は今年3月16日(月)~3月31日(火)の間、ニュージーランドに旅行に行っていました。ニュージーランドでは、南島のクライストチャーチから北島のオークランドにかけて、すべてレンタカーで移動する予定でした。

僕は、海外旅行でレンタカーを利用するのは初めてではありません。今まで、アメリカ2回、カナダ2回、ヨーロッパ(オランダ→ドイツ→スイス)、オーストラリア、グアム島、バリ島でレンタカーを借りたことがあり、海外だけで5,000kmは運転した経験があります。

今回も出発前に、あらかじめ日本のハーツ・レンタカーのHPで予約をしておき、3月17日(火)にクライストチャーチの空港に着いたらすぐに、ハーツの窓口でレンタカーを借りました。ニュージーランドの狭い町中では大きい車では運転しにくいだろうと思い、予約したのは一番大きいセダンより一つ下の「トヨタ・カムリ 2.4ℓ」クラスでした。

しかし、実際に用意されていたレンタカーは「MAZDA 6」(2.5ℓ)という車で、日本では「アテンザ・セダン」という名前で売られている車でした。帰国後、マツダのニュージーランドのHPを見て、僕が日本で乗っているBMW 335iクーペ(3.0ℓ、パラレルツインターボ)よりも一回り大きい車だったことを知りました。トランクにスーツケースやバックが、自分の車よりも簡単に入るのを不思議に思っていたのですが、予定外に大きい車だったことには気が付きませんでした。

さらに、ニュージーランドは、国道1号線でも片側1車線で、その1車線が狭い上に路肩が舗装されておらず、路肩は草地か砂利になっているのが普通でした。ニュージーランドの道路事情は予想外に悪いものでした。

レンタカーを借りて2日目には、見通しのいい直線道路で路肩の縁石にホイールを擦ってしまいました。レンタカーのハンドリングが、非常に不安定だったのです。

3日目に、マウント・クックのふもとの砂利を敷いた駐車場でタイヤが空転し、コントロールを失ってスピンしたのを、ハンドル操作と急ブレーキで何とか止めました。この時タイヤがロックし、装備されているはずのABSが効いていないことに気が付きました。

4日目にクイーンズタウンに向かう途中、路肩の草地に突っ込んでしまいドアに擦り傷を付けてしまいました。また、峠道の下り坂でブレーキが効かず、コーナーではドリフトしまくっていました。本来なら装備されているはずの、TCS(トランザクション・コントロール・システム)が全く作動していませんでした。

この後、クイーンズタウンでハーツの営業所に行こうと思いましたが、営業所が小さすぎて場所が分からず断念しました。

レンタカーを借りて6日目の3月22日(日)に、クイーンズタウンからミルフォードサウンドにかけてドライブしている途中で、また路肩の草地に突っ込んで車がスピンしてしまいました。単に車道の路肩の草地に突っ込んで、車に擦り傷を付けただけの自損事故です。現場は100km/h制限だったので、スピード違反もしていませんでした。

この後しばらくして一般市民の車2台に前後を挟まれて止められ、訳の分からないまま警察官を呼ばれました。警察官が来たら、パトカーに乗せられて近くのラムズデンという所の警察署に連行されました。警察官には国際運転免許証だけでなく、パスポートも取り上げられました。僕は、いったい何が起きたのか訳が分からないままの状態でした。

僕もスピンした場所を覚えていなかったため、警察官は現場検証をしませんでした。一般市民2人の調書だけで「危険運転」という罪で裁判所に告訴されてしまい、翌日3月23日(月)にクイーンズタウンの裁判所に行きました。裁判所では白人の弁護士がいて、有罪と認めれば今日1日で済むが、認めなければ警察官や証人を呼んで1~2カ月かかると言われました。

僕は警察官にパスポートも取り上げられていたため、パスポート無しでは1~2カ月もニュージーランドに滞在できないので、有罪を認めることにしました。判決では1,630NZドル(約10万円)の罰金と1年間のニュージーランド国内の運転禁止が言い渡されました。判決直後に裁判所内で罰金を現金で払い、パスポートを返してもらいました。

この後、ニュージーランドの旅行は飛行機の国内線とバスで続けて、予定通り3月31日(火)に帰国しました。

クイーンズタウンでは、警察官と一緒にハーツの営業所にも行きましたが、車の修理費用の見積もりは2,800NZドル(約18万円)でした。ただ、裁判所に行った翌日の3月24日(火)に、ハーツから修理代を請求するというようなメールが来ていました。僕は、レンタカーを借りる時に保険をすべて賭けていたので、自損事故くらい保険でまかなえるのだろうと思っていました。

ところが、この旅行のことを半分忘れかけていた先月末5月26日(火)に、突然ニュージーランドのハーツ・クライストチャーチ支店から、レンタカーの修理代1万1,431.28NZドル(約73万円)を請求するメールが来ました。各修理工場の請求書とともに、上のような請求書がすべてpdfファイルで添付されていました。

このメールには、修理代を14日以内に支払うようにと書かれていました。期間内に支払わなければ、日本の取り立て業者を雇うので、この場合はもっとコストがかかるとも書かれていました。ほとんど脅しのようなメールでした。

レンタカーを借りる時に保険を全部賭けていたのに、こんな不当な請求をされるとは訳が分かりません。そこで、日本語で通じる範囲であちこちに電話をかけてみることにしました。電話して聞いたところは以下の通りです。

  1. ハーツ・レンタカー日本支店のカスタマーサービス・・・クライストチャーチ支店に問い合わせたところ、交通事故で有罪になった場合には保険は適応されないから、すぐ払うように言っていたとのこと。ただし、日本支店ではクライストチャーチ支店への異議申し立てを取り次いだり、修理代金を取り立てることはしない。ニュージーランドでの契約なので、日本支店は全く関与しないとの回答だった。
     
  2. 日本の弁護士会や日弁連・・・交通事故は日本国内のものしか取り扱わないと言われた。
     
  3. 東京・渋谷にあるニュージーランド大使館・・・法律には詳しくないのでよく分からないが、刑事事件としては罰金を払っているから済んでいるが、修理代金の請求は民事であり、民事裁判も起こさず請求してくるのはおかしいのではないかと言われた。
     
  4. クイーンズタウンの警察署で少し通訳をしてくれた日本人ガイド・・・メールを転送したところ賠償額に驚いたとのことで、ニュージーランド国内にも日本人の弁護士がいるので相談したらどうかとのことで、その弁護士の連絡先およびHPのアドレスを教えてもらった。
     
  5. ニュージーランドの首都ウェリントンにある日本大使館の領事・・・まず、ハーツから僕のところに来たメールを、本当に送ったのかどうかクライストチャーチ支店に確かめたところ本当に送ったとの回答で、日本に帰国した者にも請求するのか聞いたところ、請求するとの回答だったと言われた。領事からは、ニュージーランドにただ1人いるという日本人の弁護士を紹介すると言われたが、上記の日本人ガイドの人にすでに連絡先を教えてもらっている弁護士のことだった。

5月28日(木)に、このニュージーランドにただ1人いる日本人の弁護士さんに、経過を書いたメールとともに、ハーツから送られてきたメールをすべて転送しました。3日後の5月31日(日)には回答が来たのですが、「結果的に有罪を認めてしまっているため、(弁護士さんに)相談料を払っても覆す事は難しいと思われる」という残念な返事でした。

僕はハーツと争うことはあきらめて、次の日6月1日(月)にハーツ・クライストチャーチ支店に、修理代を僕のクレジット・カードにチャージしてくれというメールを送りました。6月4日(木)になってハーツからメールが来て、添付ファイルで「PAYMENT RECEIVED」というハンコが押されたクレジット・カードの明細書が送られてきました。6月6日(土)には、日本のクレジット・カード会社のHPでも、ハーツから修理代が引き落とされているのを確認できました。

昨日6月9日(火)で、ハーツから修理代請求のメールが来てから14日が過ぎましたが、何も言ってきていません。修理代をクレジット・カードで引き落とすことは、うまくいったのでしょう。

修理代の明細をよく見てみると、修理したのはニュージーランドのマツダではなく、下請けの修理会社に出されたようです。しかも、その修理会社の請求が税込みで7,026.19NZドル(約42万円)にもなっています。この名目は単に「Labour as Authorised」と書かれているだけです。つまり、修理の労働料が約42万円もかかったということです。ニュージーランドでは、マツダはよほど特殊な車なのでしょうか?

「危険運転」という罪もよく分かりません。日本では自損事故を起こしても、人や物を傷つけていない限り、訴えられることはありません。警察官が一般市民から聞いて作った調書だけで、現場検証もせず物的証拠も全く無しで、直接裁判所に起訴できるというのも不思議です。法治国家ではあり得ないことでしょう。

ニュージーランドは、人口420万人に対して羊が1,000万頭もいるような国です。僕が今まで海外旅行してきた国の中では、走っている車の数も極端に少なかったです。

結局、僕がニュージーランドを旅行して抱いた感想は、ニュージーランドは「G8(主要8ヶ国)」とか先進国には入らず、モータリゼーションが発達していない遅れた国だということだけでした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »